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2021/12/21ピンクゴールドとは何のこと?意味と特徴とお手入れ方法

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ピンクゴールドとは何のこと?意味と特徴とお手入れ方法

ピンクゴールドとはどのような素材で、どのようなゴールド製品を指すのか等、疑問をお持ちの方にわかりやすく紹介させていただきます。今ではジュエリーや時計等で疲れる機会が増え、お馴染みのピンクゴールドですが、ゴールドなのにピンク?という方もいるかもしれません。

ジュエリーショップで聞く限り、女性らしい色合いが可愛く、特に若い女性から人気のカラーゴールドということですが、ここでは、ピンクゴールドの特徴や魅力、そして、購入された後のお手入れの仕方などをまとめて紹介させていただきます。

  • ピンクゴールドとはどういうもの?

    ピンクゴールドとはどういうもの?
    ピンクゴールドとは、ホワイトゴールドやイエローゴールドよりもピンクがかっているゴールドのことで、金と銅を混ぜて作成した合金のことを指します。

    金(純金)に銅を混ぜることで、美しいピンク色を製品に出すことが可能です。

    また、混ぜる銅の量はメーカーにより様々であるため、メーカーによってピンクゴールドとはこの色というように一概に言えません。

    そもそもカラーゴールドはすべて、純金と他の金属を混ぜて作られた金製品です。
    イエローゴールドも、ホワイトゴールドも、ピンクゴールドもメインの素材はゴールドで一緒です。
    ゴールドに「銀」を多く加えると白っぽくなり、「銅」を多く加えると赤っぽくなるため、その絶妙な配合率により、ホワイトゴールドやピンクゴールドが生まれるというわけです。

    つまり、金製品ですので、メッキとは異なり、剥げることもなく、ピンクの色味は酸化しない限り、ピンクの淡い色味を長く保つことが可能です。
  • ピンクゴールドの特徴

    ピンクゴールドの特徴
    ピンクゴールドの特徴について記載させていただきます。

    特徴としては、大きく2点ございます。

    1点目は、色が可愛らしく女性らしく見えるという点です。
    ピンクゴールドを使用されている大手ジュエリーメーカーとして、ブルガリやカルティエ、ディオール、ヴァンクリーフ&アーペル‎等が有名です。
    特に有名なカルティエのトリニティリングにはイエローゴールドとホワイトゴールドとピンクゴールドが用いられていますし、ブルガリのブルガリ・ブルガリのネックレスやイヤリング等はイエローゴールドも発売されていますが、ピンクゴールドも発売されており、女性らしい素敵な色味もあり人気アイテムのひとつです。

    2点目は、純金よりも固いという点です。
    24金(純金)は混ぜ金を使用していないため、柔らかく、ジュエリー等のファッションアイテムには不向きとされているのはご存知でしょうか。
    柔らかい純金でジュエリーを作ってしまうと、少しぶつけた時や付加がかかった際に曲がってしまったりします。
    しかし、ピンクゴールドは混ぜ金として銅を純金に混ぜている金製品ですので、18金や14金といった純度の金製品が多く存在します。
    混ぜた金属が純金よりも固く、ジュエリー等に加工しても固さを保持することができるため、長く愛用することが可能です。

    では、デメリットは存在しないのでしょうか。
    実は、金の純度が下がるにつれ、変色する可能性が高まるため、ピンクの色味が強いピンクゴールド程、変色しやすくなるという特徴も存在することは留意しておきたい点です。
    ピンク色が強いということは、使用している銅が多く、金の純度が下がるため、変色しやすい銅の部分が変色してしまいます。

    また、小傷が増えた場合、ピンクの反射が小傷で別方向に向いてしまい、発色が悪くなります。

    ただし、磨けば戻りますので、それほど、難しく考える必要はありません。
  • ピンクゴールドのメンテナンス方法

    ピンクゴールドのメンテナンス方法
    ピンクゴールドのメンテナンス方法について紹介させていただきます。

    前項に記載させていただきましたが、ピンクゴールドは純金に割り金として銅を使用している製品のため、固く、傷がつきづらいという特徴があります。
    そのため、基本は使用した後に柔らかい布で拭く、汗や皮脂が付いたら中性洗剤を薄めて洗う程度でメンテナンスは完了です。

    もちろん、小傷が目立ってきたり、ピンクゴールドの華やかさが薄れ、変色などが見られた場合は専用の磨きクロスがホームセンターやディスカウントストア等で市販されていますので、磨き布を使用して磨くことをお勧めします。

    また、ジュエリー等が好きな方は複数お持ちの方が多く、使用される頻度を1回おき、2回おきに付け替えをされる上級者の方もいらっしゃりますが、長く愛用いただくには、効果的ですので、複数お持ちの方には、こちらの方法もお勧めです。
  • ピンクゴールドのおすすめアイテム

    ピンクゴールドのおすすめアイテム
    ピンクゴールドでおすすめのアイテムを紹介させていただきます。
    ピンクゴールドは金の純度により、濃いめのピンクから淡いピンクまで存在します。
    優しめのピンクゴールドはK18製品が多く、高級時計や高級なジュエリーブランドに使用されているケースを目にします。
    はっきりとしたピンクゴールドはK14やK10やK9など、純度が低く、優しい色合いの製品が多いです。金の純度が低くなれば安価になりますので、国内のデザイナージュエリーやジュエリー量販店様等のノーメーカージュエリーとして使用されるケースが多いです。
    ネックレス、ピアス、イヤリング、時計はもちろんですが、最近は、結婚指輪に用いられる方も増えています。

    旦那様はホワイトゴールド、奥様はピンクゴールド等、比較的安価で揃えられるため、デザイン性に凝ることができるオーダー商品等で使用されるケースが多いようです。 ピンクゴールド以外のカラーゴールド全般、同じことが言えますが、混ぜ金を含むことで、固さが担保されるため、アクセサリーに向いています。

    エコスタイルではピンクゴールドを使用したアイテムの買取を行っております。もしお使いにならないお品物がありましたらぜひご相談ください。買取方法は3パターンあります。利用しやすい方法でお気軽にご相談ください。

  • ピンクゴールドが似合う人は?

    ピンクゴールドが似合う人は?
    ピンクゴールドに似合う、似合わないは存在するのでしょうか。

    日本人であれば、少し黄色みがかった肌をしていますので、少し赤みがある程度のピンクゴールドは可愛らしく見えるため、多くの人が似合います。

    日焼け等をされている肌にはピンクゴールドが似合わないという方も中にはいらっしゃいますが、それほど、気にされなくても良いでしょう。

    少し青みがかった肌、ブルーベールの方は、肌の白さにピンクゴールドが映えるのでジュエリーを目立たせることができます。 ただ、ピンクゴールドは女性らしい色味であることは間違いありませんので、ペアリング等にされる場合には、男性はイエローゴールドやホワイトゴールドを選択される方が多いことは確かです。
    もちろん、ファッションのスタイルに合わせて楽しむことがジュエリー本来の目的ですので、お気入りのピンクゴールドのジュエリーを見つけることが出来れば嬉しいですよね。
  • ピンクゴールドはアレルギーが出やすい?

    ピンクゴールドはアレルギーが出やすい?
    ピンクゴールドはアレルギーが出やすいのでしょうか。また、ピンクゴールドは金属アレルギーの人でも使用できるのでしょうか?

    結論から申し上げますと、ピンクゴールドはカラーゴールドの中でも避けた方がいい金です。 金そのものはアレルギーが出ずらい金属のひとつです。安定しているため錆びたり変色しないことから古来より重宝され貴金属と呼ばれるようになりました。
    ただし、純金と異なり、カラーゴールドは割り金を用いていますので、純度が下がるにつれ、割り金の方が反応してしまった結果、アレルギーを発症されるケースがありますので、注意は必要です。

    ピンクゴールドは純金<銅という比率です。銅は金とは異なり、アレルギーが出やすい金属のひとつですので、アレルギーを持っている方は純金または純度の高い金製品を選択された方が望ましいでしょう。
    また、アレルギーが出ないという人でも、ピンクゴールドのピアスなどを身に着けていると金属アレルギーになる可能性が高い傾向にあります。
    アレルギーはよくコップと水にたとえられ、コップの水がいっぱいになるまでは反応しませんが、あふれてしまうとアレルギーになると表現されます。
    ピアスなど体内に金属イオンが入りやすいデザインでピンクゴールドを使用していると、問題なかった人でも金属アレルギーになることがありますので気を付けましょう。

    金と金属アレルギーについて詳しく説明しているコラムがありますので、こちらも一緒にご確認ください。
    >>金は金属アレルギーになりにくい?金属の種類と落とし穴
  • まとめ

    「ピンクゴールドとは何のこと?意味と特徴とお手入れ方法」という内容で記事を書かせていただきましたが、いかがでしょうか。

    ●まとめ

    1.ピンクゴールドは金に銅を混ぜた金製品
    2.ピンクゴールドは名前のとおり、ピンクの色味が可愛い金製品
    3.ピンクゴールドは色々なアクセサリーや時計などに用いられている
    4.ピンクゴールドは固いため、お手入れが簡単で長く愛用することができる
    5.ピンクゴールドはK18やK14やK10などの純度が多い

    ピンクゴールドは他のカラーゴールド同様、アクセサリーに多く用いられているため、不要になった際にはタンスや引き出し等で眠ったままになっているケースがあります。
    カラーゴールドも金製品ですので、片方のピアス一点からでも、リサイクルショップや質店で売却することが可能です。
    金の相場は10年前の価格の3倍以上に高騰しています。眠ったまま引き出し等に保管したまま、酸化が進んでしまうのはもったいないですよね。
    お部屋の片づけなどをされた際、付けなくなったアクセサリー等が出てきましたら、当店などの買取専門店や買取してくれるお店に持ち込み、査定依頼をしてみても良いでしょう。
    次のアクセサリーをご購入される際の資金に充当されてはいかがでしょうか。


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この記事を監修した担当者

  • 吉本訓典,AACD協会基準判定士、リユース営業士,エコスタイル鑑定士

広尾店、銀座本店の鑑定士を経て店舗サポート課に配属され複数店で鑑定士を経験。
エコスタイルのコンテンツのコラムや買取実績などを担当。鑑定士で培ったブランド知識やメンテナンスの知識を活かしコンテンツを制作している。
    吉本訓典,AACD協会基準判定士、リユース営業士,エコスタイル鑑定士

広尾店、銀座本店の鑑定士を経て店舗サポート課に配属され複数店で鑑定士を経験。
エコスタイルのコンテンツのコラムや買取実績などを担当。鑑定士で培ったブランド知識やメンテナンスの知識を活かしコンテンツを制作している。
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    吉本訓典
    AACD協会基準判定士、リユース営業士
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    エコスタイル鑑定士

    広尾店、銀座本店の鑑定士を経て店舗サポート課に配属され複数店で鑑定士を経験。
    エコスタイルのコンテンツのコラムや買取実績などを担当。鑑定士で培ったブランド知識やメンテナンスの知識を活かしコンテンツを制作している。

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