グランドセイコーの評価。なぜ世界中で評価され続けるのか

グランドセイコーはセイコーが技術の粋を集めて展開した高級時計ブランドです。文字盤にはGSと記載されており、セイコーと見分けがつくようになっています。展開するモデルには自社製のムーブメントを搭載し、高い技術力を持っています。

展開を始めてから常に高い評価を受け続けており、高精度で機能性が高い腕時計でありながらもシンプルな見た目が特徴的なラインです。どのモデルも派手な装飾が無く、搭載されている昨日はカレンダー機能程度、最高峰の技術を手ごろに楽しめると人気です。

グランドセイコーが評価されるポイントをご紹介します。グランドセイコーは大きく3つの視点から評価されているといえます。

同じ価格を出すなら他のブランドよりもグランドセイコーをオススメするのは、優れている点が多いからです。それではポイントを確認しましょう。

グランドセイコーはシンプルな見た目と必要な機能がしっかりと備わっている部分が評価されています。

3針式でシンプルな見た目のため、フォーマルシーンで使用しても全く問題ないデザインです。かといって固すぎない洗練されたグランドセイコーは、カジュアルな場面で使用しても違和感なく使用できます。
高級感あるグランドセイコーはこだわりを持って作られた時計です。高い視認性をもつ文字盤に見えるGSは一目でグランドセイコーだとわかります。高級時計に恥じない完成度ですが、日常的に使用できるよう作られています。

最近は高機能な時計ということでダイバーズウォッチなどのスポーツモデルをこぞって高級ブランドが展開し、高い人気を得ていますが、本当にいいものを持ちたいという方がシンプルなグランドセイコーを選ぶ理由がわかる気がします。

日本ではセイコーのイメージが強く、サラリーマンが持つ時計というイメージが強いですが、海外では時計コレクターの間でグランドセイコーのデザインのよさが評価されています。価値が分かる方に人気があるのがグランドセイコーでしょう。

グランドセイコーが評価されているのは見た目だけではありません。グランドセイコーは搭載しているムーブメントでも非常に高い人気があるのです。

グランドセイコーの技術力の高さは国際的な場面で証明されています。
グランドセイコーに関して一つ話があり、かつてスイスのクロノメーター認定のほかに、その制度を競うスイス天文台コンクールと呼ばれるものがありました。名だたる世界の名門ブランドが時計のムーブメントの精度を競わせていたのです。当然時計に関してはスイス勢が圧倒的でしたが、グランドセイコーが現れてから崩れていきました。
数年でグランドセイコーが上位を独占し、1968年を最後に開催されていないそうです。スイスの権威が崩れるためかもしれませんが、理由なくやめることはないと思いますのでグランドセイコーが原因といわれています。

そのグランドセイコーが展開するムーブメントはいくつかありますが、ここでは代表的なものを紹介しましょう。

・9R スプリングドライブ
スプリングドライブはグランドセイコーが持つ世界最高峰の技術を具現化したといっても過言ではないムーブメントです。どの名門も作ることがかなわず、グランドセイコー独自の技術です。
この技術力の高さに、名門ブランドがムーブメントの販売を求めたという話があります。グランドセイコーはスプリングドライブに関しては販売をせず、独自の技術として外部に出していないため、グランドセイコーしか持っていないムーブメントです。

このムーブメントの特徴は、クオーツの高い精度と、機械式時計の動力が不要という特徴を合わせたところにあります。クオーツは高い精度ですが電池などの動力が必要です。機械式時計は手巻き、自動巻きで動力が不要ですがクオーツほどの精度は出ません。
この二つのいいところを合わせたスプリングドライブは、手巻きで得たゼンマイの力を電力に変え、クオーツを振動させて高い精度を実現しています。
どのブランドも一度は考えて断念した技術をグランドセイコーが開発したとあり、世界中の時計業界を震撼させました。セイコーが世界で初めてクオーツ式の腕時計を展開したことといい、技術の高さには驚きます。

・9S メカニカルハイビート
グランドセイコーの技術力スプリングドライブだけではありません。一般的に日差(一日にずれる時間)を少なくするには、精度を高くしていくことと、振動数を高くすることがあげられます。
このハイビートは、1秒間に10回振動させています。1時間に換算すると36000回振動します。一般的な高級時計は1秒間に6振動、1時間に21600回、または1秒間に8振動、1時間に28800回振動させています。その時点で日常使用においては一切気にならない日差にもかかわらず、グランドセイコーのハイビートはさらに上を行きます。
振動数が大きくなるということは、メカニカル時計として重要な部品の消耗も激しいということです。精度の高い設計、くみ上げ、仕上げを行わないとすぐに壊れたり狂ってしまいます。MENSと呼ばれる半導体などを加工するときに使用される超最先端の加工技術を使用し、0.001㎜まで加工、歯車は人の手作業で丁寧に仕上げ、部品は形から見直し軽量化、差別化しています。
どのブランドもあまり手を出したがらない技術ですが、グランドセイコーが手掛けているのは技術の高さを見せつけるためかもしれません。

・9F クォーツ
通常クォーツのムーブメントは大量生産するため機械加工が一般的ですが、グランドセイコーではさらに高い高みに登るため、手作業でくみ上げています。ただ手作業でくみ上げているわけではなく、機械ではくみ上げられないほど細かいということです。
日付変更とともに瞬時に切り替わるカレンダー、GMT機能搭載のもの、クォーツにおいてここまで再現することがどれだけ難しいか時計に詳しい方ならわかると思います。またグランドセイコーのクォーツ時計を見ていると、詳しい方ならすぐに気づく特徴があります。針が太いということです。
クォーツはパワーがあまり強くないため、太い針を動かすことはできません。グランドセイコーは機械式時計と同じように見えるよう、ツインパルスモーターを搭載し、弱い力で大きなものを動かせるようにしています。
どういうことかというと、通常1秒に1ステップ仕事しているクォーツを、2秒に2ステップ仕事させているということです。これも職人の手作業でないと実現できません。

上記の圧倒的な技術はケースに表れています。同じような機能を搭載することはどのブランドも非常に簡単です。機能を載せることより難しいのはサイズを小さくすること。グランドセイコーは高い精度の時計を通常の時計サイズに抑えている部分がすごいところなのです。

ここまで紹介してきましたが、評価されるポイントにコストパフォーマンスの良さがあります。

どういうことかというと、ロレックスやオメガといったいわゆる高級時計ブランドで同じようなものを購入しようとすると高額すぎるということです。グランドセイコーはこれだけ他のブランドと比べ誇れる部分が多くありながら現実的な価格で収まっています。
仕上げの細かさは日本らしさが出ています。磨きは高い精度で行われており、海外ブランドによくある、見えないところは手を抜いているということがありません。針やインデックスには多面カットを施し、風防は視認性を高めるために反射しづらい加工を施しています。
スイス時計で同じ仕上げのものを購入しようとすると、グランドセイコーの3，4倍は資金を準備していた方がいいのではないでしょうか。それでいて高い精度があるのですから、コストパフォーマンスの良さは言うまでもありません。

現在グランドセイコーは国際的に高い評価を得ています。冒頭でお話ししたスイス天文台コンクールの件はもちろんですが、それから今まで丁寧なモノづくりを行ってきたことにより、海外からの注目がどんどん集まっています。

SNSなどでグランドセイコーの投稿を見ていると、グランドセイコーより Grand Seikoのようにローマ字表記の方が多く出てきます。これは海外コレクターの間でグランドセイコーが広まり、人気が高まっているためです。
グランドセイコーを展開するセイコーといえば、かつて世界初のクォーツ式腕時計を開発したことで国際的に知名度のあるブランドです。一時期数多くの名門ブランドが廃業するきっかけとなったセイコーショックをおこしたブランドです。そこが展開する高級時計ブランドといえば海外でも知名度が高いのは当然です。

グランドセイコーを買うだけの財力があれば絶対に買いのブランドと言えます。

同じ価格で他のブランドを購入するよりかグランドセイコーを選ぶ方が絶対にいいでしょう。様々な場面で使用できるグランドセイコーは、知名度の高さとセイコーというネームのイメージに真面目というものがあります。日常生活で一目置かれるでしょう。

中古的な面で見た場合、グランドセイコーは他の有名ブランドよりも定価に対する買取価格の割合が高い傾向にあります。一般的に定価の10分の1前後ぐらいがほとんどのブランドで、高級時計ブランドで人気のモデルでは2，3割程度になってきます。グランドセイコーの人気モデルは50％近くまで出るものがあり、国内、国外の人気の高さがうかがえます。買い替えを考えた際などの資産価値としてみたときに優秀なブランドと言えます。

一生ものにできるブランドですが、もし買い替えることがあると考えていれば、グランドセイコーはまさに買いのブランドです。

また、売りのタイミングでもあります。人気が高い今、買いのブランドではありますが、同時に中古での人気が高いため、売るタイミングとしては今が最適でしょう。売却の際には国産時計に強いエコスタイルにお任せください。買取方法は3パターンあります。生活スタイルに合わせて使いやすい方法を選んでください。

グランドセイコーのおすすめのモデルをご紹介します。高額なものやおしゃれなものなどたくさんありますが、今回は手を伸ばしやすいモデルをチョイスしました。紹介しても購入できない金額ではだめですね。


・グランドセイコー SBGX063 9F62-0AB0 クオーツ腕時計
手を伸ばしやすいクォーツ式の時計です。プレーンな見た目でフォーマルでもカジュアルでも使える雰囲気の時計です。似たようなデザインが多く展開されているため、素材やムーブメントで選ぶのもありです。
最も定番の見た目ですので、初めてグランドセイコーを選ぶという方にもおすすめです。


・グランドセイコー SBGR087 Cal.9S65-00B0 メカニカル腕時計
グランドセイコーの良さが詰まった機械式時計、メカニカルのモデルです。グランドセイコーらしい重厚感ある見た目でありながら重すぎない雰囲気の時計です。
革ベルトなどをチョイスすればカジュアルでも使えます。日ごろからしっかりした人という印象が付きそうですね。


・グランドセイコー STGF069 4J52-0AB0 シェル文字盤 ダイヤモンドインデックス クォーツ式 レディース腕時計
レディースタイプの時計です。インデックスのダイヤモンドが高級感を出していますが、シンプルで上品な見た目に収まっているので好印象。ジュエリーウォッチを身に着ける女性は周りからの目が気になりますが、グランドセイコーなら出来る女性のイメージです。
仕事の中におしゃれを忘れない女性らしいデザインがおすすめです。

グランドセイコーは非常に評価の高いブランドです。次に買うならグランドセイコーにもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ちょっと若い人には似合わないのでは？と感じていた方がいるかもしれませんがそんなことはありません。仕事では時計にも気を使わないといけません。特に営業の仕事をする方は注意が必要です。
安い時計を身に着けては相手に失礼。相手よりも高額すぎるものを身に着けるのも失礼。高級ブランドアピールをするのも失礼と難しい部分です。

その点グランドセイコーであれば、ほとんどクリアできます。国産時計ブランドに悪いイメージを持つ方はいません。安っぽくなく、それでいてものすごく高く見えるということがないため、仕事をしている方に高い人気があります。

世界最高峰の時計を手ごろに身につけられる、本当にいいものを身につけたいという方におすすめのブランドです。

エコスタイルではグランドセイコーは人気が高いので、買い替えの際にはぜひエコスタイルをご利用ください。お待ちしております。